ラオス旅行記13 親父とラオラオ飲んで記憶を失う
- 31, 2014 16:05
- ビエンチャン、バンビエン、ルアンパバーン
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ラオスのトゥクトゥクはタイのトゥクトゥクよりも大きい。
前回のつづき
は~~~、まったくろくでもないよ・・・と、寺の階段でしばらく座っていると、
鬼瓦みたいな顔したおじさんが英語で話しかけてきて「日本人か?」「うん」
「結婚しているのか?」と聞くから、適当に「してる」と答えると、
「子供は何人だ?」「いない」「何故だ?ラオスでは子供は沢山いるぞ」
「よくわかんないけどいない」と答えておく。
おじさんは「俺の友達があっちでカラオケしながら飲んでいるんだけど、
バイクで一緒に行くか?」と聞く。
不審感で、「バイク・・・いくら?」と言うと
「俺のバイクだ、そんなものいらないよ」
「そんじゃ行く!」ってゲンキンな私。
さっき対岸にいたときから大音響で音楽が聞こえたので、どこかで結婚式かお祭りでも
しているのかと思っていたのだが、バイクで100mも走ったところのメコンのほとり、
道路の横のテーブルでおじさんの友達は飲めや唄えやの大騒ぎの最中だった。
カラオケは例によってカラではなく、ここでは素人のおっさんがキーボードで演奏。
それがやたらうまい。
でもなんでまたこんなにデカイアンプ使ってんの?
ライブハウスにあってもおかしくないようなアンプをメコンに向けて置き、
(近所迷惑と言う文字はたぶん存在しないんだろう)すごい音量なのだ。
テーブルに座ると、すでに出来上がった目をした男が私に「さっき嘘ついたじゃないか」
と言う。誰だっけ?「ご飯食べたら戻るって言っておきながら・・」
あ~、私に$10って言ったヤツではないか。
「あんたね、$10ってね、あそこ3000キープの舟出てるって聞いたよ!!
それに私ちゃんとご飯食べて耳かきしてその後戻って、お兄さんとボートで向こうに
行ってきたもん!!」「そうかそうか、すまんすまん」と言うので
「キーマオだよ(酔っぱらい)」と言うとみんな笑っている。
そこに丁度通りかかったフランス人のアンリというデコレーターが加わる。
女性陣はみんな大騒ぎで踊ったり唄ったりしていて、こっちにきて一緒に踊れと言う。
そんじゃご一緒させていただきましょう。
踊りながらビアラオ飲んでみんな酔っぱらい。
ねえ、ビアラオ3本20000キープ(200円)で頼まない?と、
言うのでいいよ。と、頼むと大喜び。
「ビアラオ サムケオ サオパンキープ♪(ビアラオ 3本 20000キープ)
ビアラオ サムケオ サオパンキープ♪あはははは!」
みんなで楽しそうに繰り返しながら踊る。

歌を唄い続けているのは、ダチョウ倶楽部の竜兵ちゃん似のアルルルルル~ン(巻き舌)
と名前は忘れたがギャオス内藤そっくりさん。
一番年長のおっさんが「ここは俺の家の庭なんだ。これが俺の娘」と紹介してくれたのは、
すっかり出来上がって大騒ぎしているお姉さん。
家族でこんなに酔っぱらって騒いでるんすか?いいね~。
キーボード演奏している人の彼女も酔っぱらい。なんだか楽しいね~。
お調子者の竜兵ちゃんアルーンが私にベタベタ触ろうとするから、
アルルルルルルル~ンいいかげんにしろ~!とたしなめる。
連れてきてくれたおじさんはビエンという名でボートのドライバーだと言う。
淡々とラオラオという強い焼酎を飲み時々1曲唄う。

アンリがいなくなったと思ったら、また通りかかったフランス人の
若いお兄さんが加わった。
しかし、アル~ンが話しながら当たり前のようにカ~~~!ペッ!!と
痰吐いているの見て(ラオス人は老若男女、痰吐き率やたら高し)
顔をおもいきりしかめ固まり、あっという間にいなくなった。
日が暮れて、そろそろお開きになる頃、おじさんがもう一軒行くか?
と聞くので「いいよ、だけど私もう10000キープしか(100円って少な~)
持ってないからね」と言うとおじさんは構わないと言う。
おじさんのバイクでちょっと離れたおじさん行きつけの店に移った。
飲み屋というより食堂なのだけど、そこのテレビでは「チャングム」が流れていた。
ここでラオラオ(いったい何度なんだろう?4、50度はある無色の焼酎)
をストレートでどのくらい飲んだのだろう?
それに私はここでおじさんといったい何語で何を喋っていたのだろう?
気が付いたら宿のベッドで寝ていた。。。
あ~あ、またやっちゃった・・・私は飲み過ぎるとまったく記憶がなくなる。
一緒にいた人に聞くとそんなに酔ってたの?と言われるので、
振る舞いはかなり普通にしているらしい。
自分でも帰巣本能には驚く。
必ずきちんと帰っているのだから。
宿は11時を過ぎると門が閉められてしまうので、その前に帰ったと思われる。
部屋のカーテンはちゃんと閉めて寝たようだ。
翌朝、二日酔いで苦しみました。。。外国来て二日酔いとは・・・
朝見たら履いてたビーサンがどろどろだった。
大通りから小径をちょっと入ったところに宿があるのだが、今工事中なのだ。
(アスファルトではなく、セメントと砂利を使用)
乾いてないセメントをおもいきり踏んでしまったらしい。
あ~あ。

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