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ラオス旅行記9 山賊にも遭わずにルアンパバーン

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タムマークフン(パパイヤサラダ)とカオニャオ(もち米)。
タムマークフンはタイではソムタムという。
外食文化のないラオス、食べ物はタイとよく似ているけど、外食文化の盛んな
タイのほうがやっぱり美味しい。

どうして昔の日記を書いているのかはラオス旅行記1をご覧ください。

2005年11月10日

ルアンパバーンまでの山道では山賊が出て旅行者を乗せたバスが被害に遭うこともあり、
2年前にはバンビエンから5キロのところで
フランス人を含む10数人が殺されたりしている。


では、飛行機で移動って手もありだけど、外務省の渡航勧告にラオス航空は機体が
古いので要注意とあり、どっちから行っても命がけなわけだ。嫌でしょ、怖いのは。

そんなわけで、みんなが薦めるルアンパバーンにはいくつもりはなかった。

しかし、こうして滞在してみると、行ってみちゃおっかな?って気になってきて、
え~い、くじ引きだー!という覚悟で行くことにした。

宿でバスのチケット買うとき、お兄さんにミニバスとVIPバスがあるけど、どう違うの?
と聞いたら、ミニバスのほうがいい、と言うわけで、ミニバスにした。

朝8時半すぎ、宿のトラックの荷台に後ろ向きに椅子を3個並べて、
そこに座ってバスターミナルまで移動。
一緒に乗った女性2人にどこから来たの?と、聞くとシアトルと言う。
アメリカ人て珍しい。シアトルじゃ、イチロー知ってる?聞くと、もちろんよ、
彼はヒーローよ!と言っていた。


お兄さんお薦めのミニバスは、バンにぎゅーぎゅーに12人客を乗せ、
それもみんな臥体のデカイ西洋人なわけで、いったい、これのどこがお薦めなわけ??

私は窓際キープだったから良かったと思ったら、日差しがキツイ・・・
日焼けしたくないのに、カーテンなんてバスじゃないからないわけで・・

バンビエン出発。バンビエンから5キロのところで、山賊に襲われたって書いてあったけどさ、
この間この道17キロバイクで走ったわけで、その間の道って所々に民家があったりして、
山賊出そうもなかったなあ・・・なんて思っていると、25キロくらい先からすごい山道を
クネクネびゅんびゅん走る。こういうところは山賊にはいいんじゃないの?
なんて考えながら、高地を走り続けるミニバス。
途中に警官がいたり、タンク(戦車)が2台ほど停まっていたりしてびびる。

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ラオスは山間部が多い。道路はガタガタなので車に慣れないラオス人は車酔いする
人が多い。私はこういう揺れには強いので爆睡。
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約7時間でルアンパバーンのバスターミナルに到着。
すると、後ろの座席に座ったドイツ人カップルが俺達はセントラルまでのチケット買ったんだ。
セントラルまで乗せて行け。と言う。
前に座るフランス人カップルも俺達もそうだ。話が違うぞ!と運転手に言う。
トゥクトゥク運転手達がやって来てフランス語が堪能なおっさんと、早口で言い合っているけど、
私は別にセントラルまで乗せてってもらう話は聞いてないし、日射しが暑くて降りたいんですけど・・・
みんなは、俺達は絶対降りないぞー!!!って、言ってて、私、奥の席だから降りたくても
降りられないし、この場で一人降ろしてとはとっても言いづらい雰囲気・・・

暑いよー、乗せてってなんてくれないぞー!心の中で叫ぶ。

前の方の、一人がやっと降りて、あ、私も降ります、って便乗して、
トウクトゥクに移ると、みんながこっちに移動してきて、全員乗り込む。
運転手が10,000キープ(100円)先払いしてくれ。と言うが、フランス人がダメだ!
着いてからだ!と、言い張り、運転手はあきらめ車を発車させた。

街の中心部に着くと、お金を払う際に俺達は3,000キープしか払わない!いいか、
10,000なんて取りすぎだ!と言って、運転手が困って携帯かけ始めた途端みんなは3,000だけ
置いて蜘蛛の子散らすようにいなくなってしまった。

なんか可哀想になって、いいよ、私は10,000払うよ。と手渡す。
自分で高いって思ったときは譲らないけど、今回は自分で思ってないからさ。

そこに自転車で客引きが来て、ゲストハウスの名刺を手渡すから、
お兄ちゃん自転車の後ろに乗せてって!と、運ばせる。楽々~。

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メコンとナムカーン川に挟まれた地域が古都ルアンパバーンの中心地。
世界遺産の美しい静かな街だ。
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一軒目は6ドルで、メコンからちょっと入ったところ、窓はあるけど外に見えるのは
隣りと工事現場。きれいだけど・・・私はバルコニーからメコンが見たい!
次々探すが、良いところは35ドルとか言うし、安いと暗いし、全然思ったような
ところが見つからず、15件は軽くあたった。でも全然これってところがなく、
もう1時間半も歩いている。

参ったなー・・・と困っているところに、バイクの客引きが来て、バイクで乗せてって~!!
メコンや繁華街から結構離れたところに連れていかれ、シャワー付きの部屋はない。
じゃ、次、って乗せて行かれたところは庭が広くて玄関の前に椅子とテーブルがあって、
座っている日本人がいた。こういうスペースがあるのは好きだ。
部屋は6ドルだけど、長く泊まるなら5ドルにオマケするとおじさんが言うけど・・・
部屋はきれいだし、窓もあるけど、眺めはない。
もう疲れたからここでとりあえずいいや。と、決めて記帳しに廊下に行くと日本人の
お兄さんがいたので、ここってどう?と聞いたら首振るから、
あ、そう、あんまり良くないんだーと言う。

夜、そのお兄さんに話しかけたら、日本人じゃなかった・・・あ、そういう意味ね。

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2005年と現在の違い

◯バンビエンからルアンパバーンへのバスの山賊襲撃
この頃はかなり危険な雰囲気があったけど、最近はそんなこともないようだ。

◯イチローはシアトルのヒーローであった。
今はNYヤンキースですね。でも長くがんばっているね。

◯長く泊まるなら5ドルにオマケ

2011年に再訪したら11ドルになっていた。
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