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ラオス旅行記8 バンビエンのカラオケで昴熱唱

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なぜ昔の日記を書いているのか、それはラオス旅行記1をお読み下さい。

2005年11月9日

今日はバンビエン最終日だというのに、毎日通っている暇そうなコーヒー屋で
食べたレモンタルトがいけなかったのか?朝からまたちょっと腹具合が・・・
午前中は無理せず寝て過ごす。
今日はぶらぶら歩いて写真でも撮りながら過ごすとしよう。

いつもの料金所の橋を渡って、対岸の村を歩く。
初日に張さんとチャリで来たとき、いろいろな動物(家畜)が歩き回っていて
楽しかったし。

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しばらく歩いていると、右手の田んぼに看板があって、そこを入っていくと
美しいケーブがあるらしい。
ケーブはもう今日はどうでもいいけど、ちょっと見てみるとするか・・
入っていくと、田んぼの畦道。両側では刈り入れの最中だ。
こども達が挨拶してくる。こちらの挨拶は「サバイディー」ひとつだけ。
とても言いやすいからか、誰もがサバイディーと気軽に声を掛ける。
しかし、ケーブは遠かった。。
もう半分まで歩いちゃったから引き返すよりは行ったほうがいいけど、
はっきりいってどうでもよい気分。
ほかに歩いてる人はいない。
あきらめ気分で進んでいくと、また入場料だ。
そこのおじさんがライトはもっているか?と聞く。持っているけど、
おじさんも来てくれるんだよね?ジェスチャーで聞く。

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おじさんが先を歩いて、樹の間を進む。途中まででおじさん、
ここから一人で行って来いって言う。
え!!ひ、ひとりでケーブすか???嫌だよ~!!!おじさん来てよーーー!!
おじさんは行ってしまった。。。

仕方なく進むと草が茂ってここしばらく誰も歩いていないんじゃないか?
蛭とかいたらいやだよー。
ひ~~!やっと岩山の下に着いた。

おじさんが言うにはケーブは3つあって、3番目が一番でかいらしい。
でも、ここ今まで行ったケーブの中で一番ワイルダーな雰囲気っちゅうか、
自然のまんまっちゅうかおどろおどろしいっちゅうか・・
ちょっと覗いて、うわ~~!!絶対だめ!
そういえばさっき看板に第二次世界大戦のときに防空壕に使われたって
書いてあったよね・・・
きゃあ~~~!!お腹が急に渋り腹・・・急いで引き返す。

今日の教訓
1、岩山は遠くから眺めるべし。
2、ケーブは一人で行くべからず


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その後、舟をチャーターして舟下りをする。
こういう小さい舟が大好きなのだ。
チュービングの逆方向、上流に向かって進む。
水浴びしている人々や魚捕りをする人を見たりのんびり。

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夕方、帰り道に通りかかった、おとといのアン、コン、レックの寮の敷地を覗くと、
アンがちょうど外にいた。
「明日、ルアンパバーンに発つ」と言うと、一緒にご飯食べようと言うので
またそうすることに。


じゃ、これから市場に買い物に行こうとバイクに一緒に乗せてもらっていく。
「何が食べたい?」って聞かれても、素材みてもわかりませんよ。
「魚?」「なんでもいいよ」で、魚になったけど、お金、私が払うみたい・・
私は今90円しか持っていないんですけど・・

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ヌマズとか鮒とかの川魚。

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これ草じゃないんですか?お味はまんま草の味。

結局すっかり当てにされて、一緒にゲストハウスに金取りに帰って、
今度はもっと大きな市場へ。そこで、生きている魚を選び(フナっぽい)
おばちゃんが棍棒でバンバンたたいて殺し、さばいてくれた。活きがいいよー。
アンは野菜を次々選び、私が金払う。
まあ・・・いいよ。欠食児童たちにご馳走するよ。。
魚29,000キープ(290円)トマト3つ50円、マナオ(かぼす
みたいの)何個かと葉野菜50円、唐辛子一山30円。高い~。
・・ような気がしたけど安い?

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おばちゃんに、写真送ってよ、と言われ日本に帰ってからアン、コン、レック
に送りました。届いたかは不明。
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一旦ゲストハウスに戻っている間にアンが料理しておいてくれた。
魚と野菜のスープと、トマトのペースト、ぐちゃぐちゃもち米の3品。
魚はちっとも臭みがなくおいしい。

アンコンレックの部屋にはレックの彼女、ラムちゃん17歳も来ていて、
これからカラオケに一緒に行くことになった。
彼女は行かないって言っていたが無理やり誘った。

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カラオケ屋は寮からすぐのところにあり、入っていくと前方に舞台が。
え?舞台で唄うんすか?テーブルと椅子が並び、ビールを飲みながら、
早くだれか唄いなよ~!と促していると、ギターとハモニカを手にした歌手が現れ
歌い始める。

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舞台は山小屋風。コンはタイの歌謡曲が好きだと言っていた。

へ??ライブハウスか??
彼はラオスのフォークソングをしみじみ歌い上げる。
一緒に口ずさむ客。

5曲ほど唄ったところで、アンが立ち上がると舞台の方に歩み寄り、
歌手の耳元になにか言っている。と思ったら、歌手のお兄さんが
「今日は日本からお客さんが来ています。
彼女になにか日本の曲を唄ってもらいましょう」

みたいな紹介をしていて、な、なに~???

わ~!と、客が拍手しているし、行かなきゃまずいだろう。
「でも、歌知らないもん」と言うと、
日本語のできる親父がなぜかいて「昴」と言う。

昴??歌詞、知らないよ。
しかし!歌手のお兄さんのノートに彼の手書きひらがなで歌詞が書いてあるではないですか!


ひぇ~!!前奏が始まり、もう、こうなったらこれ見て唄うしかない。
けど・・・読めないんすけど・・この字。
仕方なく読めるままに適当に言葉にならない日本語で歌い上げましたよ。昴。

チンペイ(谷村新司)よ、こんなところでも昴は唄われているぞ。。。


そんでもって、これってカラオケではないのでは?

その後親父がグラス片手に舞台に上がり、曲の間にMCまで入れて
(慣れすぎ)4曲唄い、その後ようやくコンが1曲、アン、コン二人で
マイク一個しかないから交互に唄い、とっても静かに盛り上がり、
(盛り上がってないかも?)

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さて、お勘定って、ビール6本飲んで、64000キープ(640円)
みんなが私を見ている。
私が払うんかい!私、客だぞ。

で、45000キープしかなかったから、残りを一番年上のアンが払う。

そうして、3人に送ってもらい翌朝バンビエンを後にしたのでありました。。。

さようならバンビエン!
いろいろ楽しかったです。

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バンビエンという街はバックパッカーが沈没する街と言われているようだ。
タイのバンコク カオサンロードや島など欧米人バックパッカーが沢山の街は
どこもレストランには大きなテレビが置かれていて、毎日ハリウッド映画が
流され、それを三角枕に寝そべりながら見ている欧米人がいる。
ほとんどの欧米人はどこに行っても、欧米のスタイルを崩さず英語で通し
食べるものもローカルフードでなくサンドイッチやパンケーキ、ピザ、
スパゲッティなど。

私はバックパッカーが訪れる街に行くことが多いけれど、
せっかく旅行なのだからそんなスタイルの旅はしたくない。
なるべく地元の人が行くお店でローカルフードを食べ、
地元の人と交流したい。


だからバンビエンでもそういうお店には行かなかったので、
帰ってくるまで、バンビエンがマジックマッシュルームや葉っぱをやって
バケツに入ったお酒を飲んでまったり過ごし沈没する街であったことを
全く知らなかった。

沈没せずに1週間。バンビエンは本当に素晴らしい景色で
その景色を見ているだけでも飽きることはなかった。
今でもあの美しい岩山と田んぼと川の景色が心に残っている。

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