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スリランカ旅行記8 ヌワラエリヤのお茶畑

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小雨が降ったり止んだりする中、ヴィジタに案内されて
ラブケリー・ティ・センターに着いた頃にはすでに薄暗くなっていた。
広いティフィールドが見える大きな窓のあるカフェでは紅茶が試飲
できる。それもちゃんと椅子に腰掛けてカフェでくつろぎながら。
立ち飲みのお酒の試飲とはちょっと違う。大きなポットにたっぷりと
ブラックティがでてきたけど、私、コーヒー党なので、紅茶には
あんまり興味なく、お腹もいっぱいだったし、カップ一杯で充分です。
その後工場見学、日本語を見学マニュアルに沿って覚えたお姉さんに
連れられて見学したものの、日曜日だし6時過ぎてたし、空っぽの
場内を観て、ふーん、てかんじで、オレンジペコーっていうのは
産地や品種の名前ではなく大きめの葉を細く撚った形状を指す
という事、BOPというのはBroken Orange pekoeと言って、細かく
砕いた葉をつかったものである、という事を学ぶ。
ウバ、ディンブラはこれまでも知っていたけど、ここヌワラエリヤ
で採れるヌワラエリヤっていう茶葉のことは今まで知らなかったな〜。
あっという間に見学は終わり、売店でお土産購入。せっかく誰もが
反応したスリランカって言ったらセイロンティですから、それも工場
ですから、沢山買いたい所ではありますが、まだ旅は先が長いし、
道中重いし嵩張るし、じゃあ、紅茶好きな友達に2つばかし。
ヴィジタも家で飲むと買っていて、そのひとつを私にくれた。
気が利くじゃないか!

ティ・ファクトリーの前にある山道でローカルバスを待つのだが、
もう真っ暗だし、ひとりだったら不安だったから、案内してもらって正解。
バス代もヴィジタが出してくれた。明日はお昼には次の目的地キャンディ
へ移動するという私に、しきりに「ここからちょっと行ったなんとかという
(忘れた)所に山があって、そこから眺める景色はスリランカで一番美しい。
私が好きだと言う滝にも(滝好きなんです)案内するから一緒に行こう」と言う。
そこには1泊するそうで「部屋は同じでも自分は変な事は絶対しない、
君がしたいのなら自分はするし、君がしたくない事は自分はしない」と誘う。
「そんな事信じる訳ないじゃん!行きませんよー!」
「自分は3月にも日本人女性を国中案内したことがあるし、そのときも同じ
部屋に泊まって何もしなかった」「嘘だね〜!絶対信じないよ!」
そんな事を話しながら市内に戻り、ネットカフェに寄った後、じゃあ、
一緒にビールでも、と夕食を取る。夕食代は端数を私が出して、ほとんど
ヴィジタが払った。なかなか気前がよい。

ヴィジタはお仕事ですから、とにかく私を明日そのなんとかって所に案内
したいらしく、その場所の写真を見せたいから帰りに自分の家に寄って行けと
しきりに言うが、危ないでしょう!そんな事。「行かないっちゅうの。ねえ、
結構遅いし宿のお母さんが心配しているかも。連絡してくれないかな?」
「大丈夫だ」そうかなあ・・・結局宿に戻ったのが10時近くで、宿の高校生
になる息子さんが心配して待っていてくれた。ヴィジタはズカズカ私の部屋に
入り(私はドアを締めずに高校生のお兄ちゃんとそれを見ていた)
「窓をちゃんとロックしておかないと危ないから」なんて言ってロックを確認
している。「ジゴロが来ちゃうと大変だしね!」と冗談を言ってみたけど、
その後ヴィジタが来るんじゃないかって心配になり鍵もよくチェックしてカーテン
もきっちり締めましたよ。
お兄ちゃんが「もう帰って来たかと、部屋をノックしたんだよ」「ごめんね〜、
ヴィジタがさ家に寄れって何度も言うから断ったよー。絶対危ないよねえ」
目をきょろきょろさせて笑いながら「うん・・・」と言うお兄ちゃん。
「今日、ジゴロにも会ってさ」「ええ?ジゴロ?!」純粋な高校生には刺激が
強かったか??

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結局翌朝6時半にヴィジタがティフィールドのトレッキングに連れて行ってくれる
約束となり、宿のお母さんがちゃんとお弁当を作って持たせてくれた。
ヌワラエリヤはまだティ・ファクトリーを見ただけで、いまひとつ茶畑満喫
って気分もなかったし、ティフィールドトレッキングはかなったりだ。

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トレッキングって言っても茶畑の斜面をただただ歩く。

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午後から夕方にかけては毎日雨が降ったりして天気がよくないらしいが、
朝のうちは晴れ渡ってお茶畑の斜面から見える景色も美しい。
歩きながら津波の話をした。「日本でも昨年津波の被害にあったんだけど、
知っている?」「知っているよ。いったい何人の人が亡くなったんだ?」
「うーん。。。確か5万人だったかな?」「5万人!!そんなにも沢山の人々が・・・」
(約1万5千人の間違いだったFifty thousand peopleとFifteen thousand people
の違いは大きいぞ。申し訳ありません。)

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煙っているのは霧かと思ったら、各家庭で朝食の為に炊いた火の煙だそうだ。
いい雰囲気。

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ヴィジタは来年アメリカに移住するんだという。なんでもグリーンカードを
取得したそうで、アメリカ西海岸に移住してスリランカレストランで働き
もうスリランカには帰らないと言う。「誰か知り合いがいるの?」「いない」
「スリランカ人なんだから、レストランじゃなくて宝石の仕事しなよ。
その方がお金がいいよ。今から宝石の勉強しなよ」「ははは、そうか」
夢をアメリカに託しているヴィジタだが、ちょっと心配だ。
アメリカの低所得者層にならないよう、どうにか成功する事を祈るばかりだ。

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ティフィールドから下って道に出ると、カフェがあったのでお茶をする。
お茶代もヴィジタが奢ってくれた。外にある椅子に腰掛けたら椅子の生地の
中が濡れていてお尻が濡れてしまった「お尻が濡れた〜!!」と言う私に
「水で尻が濡れるなんて言う問題は大した事ではない。濡れたってすぐに乾くし
乾けば元通りだ。水のもっと大きな問題は津波であるんだ。水によって沢山の
人が被害に遭うんだ。尻が濡れたからと言って騒ぐことではない」
エロヴィジタのくせにいい事言うではないか!!そうだ、その通りだ。
そして一度濡れたらずっとじめじめと気持ちの悪い日本の気候とは違い
あっという間に乾いてしまった。確かにちと騒ぎ過ぎたと反省。

ショートカットでゴルフ場(ヌワラエリヤは元々イギリス植民地時代に
イギリス人の避暑地として人気が出た街でゴルフ場がいくつもある)を
通り抜け(プレイしている間を見計らって歩いたので「ふぁ〜〜〜!」
なんてのが飛んで来たらとちょっと怖かった。外国でふぁ〜なんて
言わないとは思うが)宿に帰り「じゃ、この後どうする?」と聞かれたので
「キャンディに移動するよ」「一緒に行かないのか?」「行かないってば」
と言ったら「トレッキングガイド代2500ルピー(1500円)」と言う。
「なに〜〜〜???!!2500って高すぎでしょう!!」「そんな事ない!
見ろ、朝早くから案内してやってこのパンツだってドロドロだ」
「そんな白いパンツ履いてくるのが悪いんでしょ!!」そばにいた宿のお母さんに
「お母さん聞いて下さいよ、この男2500ルピーとか言ってるんですよ、
高いよね〜!」お母さんは知り合いであるし「う〜ん、そんなもんかしら」
なんて味方する。「もう〜〜〜!わかったよー。払いますよ〜!!!」
またしても、客引きをうまく利用したつもりで負けた・・・
うーん・・・ヴィジタは私にいろいろ投資したしな、まあいいだろ。許す。

その後、佐藤タイル店という文字の入った宿のお父さんのトラックでナーヌ・オヤ駅
まで送ってもらい(車代も思ったより高かった)列車から下りる客の客引きにヴィジタも
ついて来て、まず到着したのが私が乗る列車でなかったので、下りて来た日本人客に
「ここの宿いいですよ。この客引きはまあ、悪い人ではないです」と紹介してあげたが
「もう予約してあるんで」とふたりに断られる。
そして私の列車がやって来て、さようなら〜!なんだかんだ言っても憎めない
ヴィジタと素敵な宿のヌワラエリヤでありました。


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COMMENT 4

アリー  2012, 12. 18 [Tue] 03:52

ウーム、ヴィジタはなんか憎めないキャラだね。
いっぱいおごってもらって、案内もしてもらって、
ジゴロの餌食にもならなかったから、良かったかも。
グリーンカードも手数料とかめちゃくちゃ高いんだよー。
ヴィジタのアメリカでの幸運を祈ります。

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a92  2012, 12. 18 [Tue] 17:13

趣味は旅行だそうだよ。来年中国旅行に行くらしい。泊まるのは知り合いの家らしいが、日本に行ったら泊まってもいいか?と聞かれたのでNO!と断っておいた。
客引き家業としょぼいゲストハウスで結構儲かっているようだね。やっぱ私も餌食か。

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SEENA  2012, 12. 19 [Wed] 09:19

ウバとディンブラは、私も大好きなお茶です。
でも、ヌワラエリヤも、おいしいですよ。

スリランカのお茶畑って、畑っていうよりも、
山まるごと、お茶って感じだから、
景色は、すごいですよね。
その中を、トレッキングできたなんて、素敵です。

Rs2500は、高いけど、
その素敵代とおもえば・・・

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a92  2012, 12. 20 [Thu] 02:16

SEENAさん
マレーシアもキャメロンハイランドが紅茶の産地ですよね。
お茶の木は日本茶も紅茶も大きく変わらないわけですが、整然と刈り込まれ並んだ日本の茶畑とは違ってラフですよね。
ナチュラルと申しましょうか・・・広大ですしね。
この後、列車からの眺めもきれいでした。

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