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スリランカ旅行記7 ガーデナーは・・・

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ヌワラエリヤの朝、気温15℃くらい?暖房がないので肌寒く
持って行ったいろいろな物を重ね着する。夜中雨が降ったらしく外は
濡れている。ゴールは雨季ではなかったけれど、このあたりは雨季に
入っているのだろう。

日本人親子はエアアジア利用、帰りはマレーシアトランジットで
マラッカに1泊するという。私とおんなじではありませんか?!
娘さんは大学時代にスロベニアに留学し、途中から世界一周に
出たそうで、お母さんはお母さんで旅慣れていて「この間、娘に
パプアニューギニアに行くんだけど一緒に行く?って急に言われて、
でも私、たまたまその時大阪にいてパスポートを持ってきていなかった
ので、行けなかったんですよ」って、すごい機動力の親子である。
「いま、それぞれ仕事や留学で別々に住んでいるんですけど、この間は
家族4人、シンガポール(だったっけな?)に現地集合で集まったんですよ」
家族全員旅慣れとる!!そんな親子はコロンボの空港でタクシーの運転手を
雇って、5日間タクシーでスリランカを廻るという。今日はもう移動である。

*****
旅行前、周りの人にスリランカに行くと言ったら、100%の人が「紅茶!」
と答えた通り、そうセイロンティーの国である。そしてここは紅茶の産地なのだ。
イギリス植民地時代にはコーヒーの産地であったが、コーヒーの樹が病害で全滅して
しまい、この気候にはお茶の栽培が適しているのではないかと試してみたところ上質な
お茶が採れて、それから一大紅茶産地となったのそうだ。
標高1800〜2000mの高地にあり、霧も多く気温は最低でも5℃程度、
日中は25℃になる事もあり、気温差が紅茶に良い風味を与えるそうだ。
お茶畑には日本のように霜よけの扇風機はない。

さて、今日は紅茶工場見学に行ってみよう、と思ったら日曜日で、歩き方には
ほとんどの工場が日曜休みと書いてあり、うーん・・・バスターミナルに
行き、その中でも休みでないブルー・フィールド・ガーデンズってところに
行きたいと告げるとハットンで乗り換えと言われた。ハットン行きのバスに
乗り込み、ハットンというと4時間かかると言われ「なに?!4時間て!!」
それはちょっと無理だ。それじゃ、今日はいったいどこで何をすればいいんだろう?
(どうも、行き方を間違って教わったみたい・・・)

じゃあ、ヴィクトリア・パークにでも行くか・・・さっきゲストハウスから
坂を下って街まで下りてくる道端には、日本ではお店に売っているような
いろいろな花が自生していて感心していたのだ。入場料を取られたがする事
もないので入ってみる。
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入ってすぐにモンステラの大きな株を見つけ、家にもモンステラがあるが
それにしてもおっきいなあ・・・と、感心していると裏側からおじさんが
出てきて「どこの国から来ましたか?日本?ほう、私はここのガーデナー
を17年ほどしています。キャンディにある大学では日本人と一緒に学び
ました。日本にも友達がいます」と群馬県に住む女性のネームカードを
見せる。「こっちに来て、珍しい花があるから」と園内を案内してくれるが、
珍しい花は「あ、これ家にある」「これも家にある」日本原産の花ではないが、
近年珍しい花がどんどん売られているから、特に珍しさがない。

ガーデナーはここで写真撮って、と言うけどサルビヤの小径とか、
写真いらないし〜。撮ったけど。
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園内には日本庭園があります、と案内してもらったが、日本人の
なんとかさんが庭園を造園したとプレートがあったが、
うーん、そんなに日本て感じでもなく・・・がんばってはいるけど・・・

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これ家にあるし

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いい加減に撮ったからどれもピンぼけだし。


ガーデナーは「私はこの仕事を17年していますが、本当にこの
仕事を愛しています」何度も繰り返す。係員の女性に声をかけ
「彼女は同僚で良い子なんだ」「そうですか」「明日はどこに行くのですか?」
「明日はキャンディに移動します」「ほう、実は私もキャンディに
行きます。一緒にどうですか?」「私はキャンディまで列車に乗りたい
のね、だから一緒には行きません」「私は日本の友人に時々プレゼントを
送っています。あなたに花の種を送りましょう、住所を教えてください」
「いりません」だって、次に来る日本人に「私の友人です」なんて
ネームカード見せられたくないもん。

私はなぜだかこのガーデナーが好きになれなかった。いや、別に初めて
会った人だし、好きにならなくていいんだけど、嫌だったと言っていい。
親切に案内してくれているのに。

出口の前にいた男性にガーデナーが親しげに話しかけ「彼は私のボスです」
と言う。すると急に雨が降ってきて、園内にいた人達はみな走って雨宿り
できる場所を探した。私達は出口のそばの事務所の庇の下で雨宿りをした。

どこに行っても人見知りをしない私だが、このときすごい寡黙であった。
(なんか好きになれないんだよなあ、早く離れたいんだけど、どうするか?)
「この後、私の知り合いのティーフィールドに行きませんか?」
「いえ、結構です」雨はますます強くなる。しかしガーデナーは鼻歌を
唄いながら庇にブランブランぶら下がったりしている。(いいトシして
落ち着きのない男だなあ・・・)

雨が少し小降りになってきて「道路の向かいにある食堂でお茶でも
いかがですか?」雨は止まないし、とりあえずお茶するか、と食堂へ。
狭い食堂にはカリーを手で食べる男性客が沢山いて、それがすごく
おいしそうだ。ゴールの旧市街にはなかった普通の食堂。
こういうところが絶対においしいんだよね。隣の席の男性に出てきた
ステンレスの小さなカップに入ったスープのようなものが気になり
「これはスープ?おいしそうだね」と言うと男性が飲んでみろと
差し出してくれた。カレー味の結構油っぽいスープで、スパイシーな
ダシが効いていておいしかった。「うん、おいしい」と言うと
店の人がそれを私にくれて、男性には新しいスープを持ってきてくれた。

「公園の仕事はもういいの?」「私は自由に仕事を終えていいから
大丈夫だ」と言う。「ふーん」パンとミルクティとチョコレートひとつを
ご馳走になり雨も止んだので店を出る。

「この後スーパーマーケットを案内しましょう」「スーパーマーケット
はもう行きました。歯磨き粉を買った」「いや、そのスーパー
マーケットは大きくてスリランカのものがなんでも揃っている」
「ふーん」(スーパーマーケットくらいならいいか、その後バイバイ
する事にしよう)と道を歩いていたら、向こうから昨日私を宿に
案内した客引きのヴィジタが歩いて来た。

「ハーイ!ヴィジタ!!!(ちょうどいい所で会ったよー!)」
「ハイ、ジュンコどこに行くんだ?」「スーパーマーケット」
するとヴィジタはガーデナーに強い勢いで何か話している。
ガーデナーが「それじゃ、私はここで・・・」「え??」
そそくさといなくなった。

なんだ???どうしたんだ??ヴィジタに聞くと「あの男はガーデナー
なんかじゃなくて女を騙すジゴロなんだよ!」
「えええええ〜〜〜!!!」
道理でおかしいと思ったんだよー。ガーデナーにしては落ち着きが
ないし、何かが怪しい。わざとらしく園内の係員に話しかけて
自分はここで働いている事アピールしていたんだな。それさえも
なんか胡散臭く思っていたし。だけどね、ジゴロって・・・騙される人
いるのか???いいトシだし、かっこよくないぞ。


「やっぱりねー、私も何か怪しいと思ったんだよね。いい所で
会ったよ〜、良かった〜」「スーパーマーケットに行きたいなら」
「いや、私が行きたいわけじゃないから」「この後どこに行くんだ?」
「ティーファクトリーに行きたいと思ったんだけど、日曜日だから休みだし、
やっている所に行こうと思ったらすごく遠いって言われて」
「ティーファクトリーは休みじゃないよ。バスで行けるから連れて行くよ」
「ほんとに〜?ガイドブックに休みって書いてあるよー。
それに今から行ったら閉っちゃうんじゃないの?」
「大丈夫だから着いてこい」さっきまでの寡黙な私とはまるで違う。

自分の直感て大事だな。嫌な奴はやっぱり怪しいんだな・・・
自分の勘を信じよう!!

ローカルバスに乗りながらさっきのジゴロの話を詳しく聞く。
「あの男はガーデナーと称して外国人の女の子に近寄り、フランス人
やドイツ人の女の子にいいように取り入り、夜になったら君の部屋に
行くから窓を開けてくれ、と言って宿に忍び込み、女の子にアラック
という強い酒を飲ませて酔わせたあとに襲い、最後には金を
盗るんだ」「えええええ〜〜〜〜!!」信じられないのが、何故
あの男を部屋に入れるのか??何度も言いますが、50くらいで
(本当はもう少し若いのかも??)別にかっこよくないんですよ。
「あの男はいいテクニックを持っているんだ」「おえ〜〜〜!」
ヴィジタは調子に乗っていやらしい話までしてくるから「やめてよ!」
と、こずく。「あの男、頬に火傷の痕があっただろ」「うん」
「あれは奥さんが実家に帰った時にフランス人の女の子を家に呼び
自分は妹と一緒に住んでいて、今日は妹がいないんだ、と嘘をつき
女の子とよろしくしていたところに丁度奥さんが帰ってきてしまい、
それを見た奥さんがグラグラとお湯を沸かして男の顔に掛けたんだ、
その痕なんだよ」「すすごい〜〜〜」界隈ではそんな有名な男なのか。
今は奥さんとは別れたらしい。「スーパーマーケットに連れていって
君にアラックを買わせようと思っていたんだろう」「買わないよ!」
自分の為のビールは買ってもあの男の為の酒など買わん。

上の花の写真に写っている手はジゴロのものでーす。
でも、感心するのは結構花のこと勉強しているってことかな。
それにしょっちゅう公園で案内しながら獲物を待つって大変な労力
なんではないかな?

ジゴロ話をしているうちにラブケリー・ティー・センターという大きな
ティーファクトリーに着き、辺りはもう薄暗くなってきていた。


長いのでつづく

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COMMENT 2

アリー  2012, 12. 05 [Wed] 03:14

たはははは〜〜〜。
ジゴロの手、しわしわだー。釣られなくてよかったね。

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a92  2012, 12. 05 [Wed] 12:10

手には年が表れるといいますからねえ。
釣られないよ〜、ふつう(笑)

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