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ルアンパバーン 第一章 疲労困憊



タト・クワンシーまでトゥクトゥクで行き、運転手は待っていて帰りも
乗せてきてくれるという。Kが値段交渉してくれたが二人で200,000キップ
(2222円)と高い。値切って180,000キップにしてもらったけど
Kには高いんじゃないのかな?私が出してあげるよ、と言ったら大丈夫だと言う。
タト・クワンシーに行くのは3年ぶりだそうだ。ルアンパバーンの人々は
お正月にタト・クワンシー詣でをするそうで、前回はお坊さん仲間と一緒に行った
と言う。トウゥクトゥクの運転手は彼女連れでデートらしい。なんかちょっと彼女
と年離れてないか?と思ったら、Kによると運転手は奥さんがいるそうで、浮気じゃん。

入場料を払うときにKが「友達がいるから先に入っていてください」と言う。
先に歩いていくと前回はなかったクマの保護施設ができていてマレーグマ
が何頭もいる。ラオスの山奥ではクマの手を獲るために密猟が横行しているらしく、
クマを守るための施設だそうだ。運転手は仲良く彼女と写真を撮って浮かれている。
Kが遅れて入ってきて、たまたま自分の村の友達とばったり出会い、ここでクマの
世話をしているということで入場料を払わずに済んだと言う。久しぶりに会った
のだそうだ。クマ園を過ぎるとエメラルド色した石灰棚が現れる。え~、前回
こんなの見なかったけどなあ・・・その先にも小さな滝があり、その奥に
メインの大きな滝が現れる。今は乾季が終わり暑季なので水量が少なく、滝の幅も
狭い。滝の横にトレッキングのコースがあり上っていくとそこから滝が落ちる
ポイントに入っていける。でも、結構厳しい上りである。私はこの旅行の前に
仕事を終える為に4日間ほど毎日3時間仮眠のみで布団で寝ていなかったのだ。
そしてバンコクに夜到着し5時間寝て出発、今朝は4時に起きたから5時間
睡眠、そして既に早朝プーシーの階段を上ってその後も結構歩いて宿に戻り、
普段100歩くらいしか毎日歩かない生活から一転していきなりキツいんです
けど・・・旅でのんびりと疲れを取るつもりで来たのに逆にどんどん溜まり
続けているんですけど・・・

Kの村は山間部にあり子供時代をそこで過ごしたので山道は慣れていて、ビーサン
なのに全然苦もなく上っていき、とても親切に足場を教えてくれたり手を引いて
くれたり荷物を持ってくれたり、なかなかのジェントルマンだ。滝の落ちる手前は
平で浅く水が溜まっていたが、少し深めのところで一人水に入り泳ぐ西洋人のおじさん。
親指を立ててグーと挨拶してくれる。普通なかなか大きな滝はそばに近づけないから
こんな風に滝の上に立てるというのが楽しい。

下に下りて滝壺のそばに行きマイナスイオンを浴びる。水は結構冷たい。
手前にあった小さい滝のところでKが「ちょっと入ってもいいですか?」と言うので
「どうぞどうぞ、ゆっくり泳いでおいでよ。私写真撮ってあげるから」「一緒に
入りませんか?」「冷たくていやだよー。深いと怖いし」水着は着てきたけど
冷たい水が苦手だから無理。帰りに寒くなりそうだし。手前にある木に階段と
先にはロープが付いていて、そこから水に飛び込めるようになっている。西洋人の
女の子達とKがロープから飛び込んでいたら段々と人が集まり次々と並んで豪快に
飛び込んでいる。さっき滝の上で泳いでいたおじさんもいつの間にかここで泳いでいる。
Kは子供の頃を思い出したのか生き生きと楽しそうに木に上ってロープにつかまり
飛び込んでは水の中で逆立ちしたりしている。水から上がってきて服のまま泳いで
いたものだから冷えてしまったようでガタガタと震えているので持って行った
スイムタオルで体を拭くように取り出した。便利だね~スイムタオル。

運転手もデート終了でさて帰りますか。まったく、彼女と不倫デートで楽しいし
お金は入るし最高だよね。帰り道、道端に桶を置き子供達が待ち構えているのを見て、
Kが「危ないです!」と慌てて荷物を椅子の下に突っ込むと同時に思いっきり水が
飛んできた。水掛け祭りまでまだ1週間あるというのに待ちきれず道行くトゥクトゥク
やバイクに水を掛けているのだ。あっという間に汚そうな水がもろにかかってしまい、
頭にきて「バカヤロー!」とどなってみたけど全身びちょびちょに。一般的に水掛けら
れても誰も怒りもしてないんだけど・・・だって旅行に行く前から水掛け祭りの様子を
聞いていてちょっと憂鬱だったから、それにまだ1週間前だし・・・それでも1時間も
しないうちに乾いてしまったけれど。

これで1日終了だよ、普通。ところが、宿に着いたと思ったら元気なKに連れられて
お寺に行きましょうという事に。近いのかと思ったら結構遠く、ナムカーンを
渡って小さなお寺に着いた。「私がいたお寺」と教えてくれて、先生や友達が
いて何か一言二言喋りすぐに通りすぎる。「中入って見ないの?」「はい」
「あそう」次に大きなお寺に行くと言い、抜け道の獣道のようなところを歩き
結構な上りで「もう、朝から上ってばっかりで私ヘロヘロだよ~・・・」と
こぼしながら歩く歩く。着いたのはプーシーと共にもうひとつのランドマークで
あり飛行機からもプーシーからも見えた山の上にある金色のWAT PHON PHAO
(読めない。ポンパオ?フォンファオ?)という大きなお寺だった。お寺は
八角形(?)で周りが芝生になっていた。高校生の女の子達と男子ひとりが
仲良く写真を撮っていて、女の子の一人はKの友達の彼女だそうで何か話していた。
「お坊さんて彼女いるの?」「はい、いる人はいます」「結婚はできませんが、
彼女はいてもいいんです」「Kはいないの?」「いません」「なんで?あの子と
かかわいい子多いじゃん」「かわいくないです」「そうなの?」
お寺の中に入ると階段があって何層にもなっている。どんどん上がると中の部屋
は段々と小さくなり壁にはブッダの絵が描かれている。天井に付いている安っぽい
シャンデリア風ライトがなんだかミスマッチなんですけど。
寺を出て山道を下り、ナムカーンに架かる橋を渡り「河原に下りて休もうよ」
と言う。だってもう私疲れの限界なんです。。。楽しそうに水浴びしたり
次々と洗濯にやってくる女の子達を見て和む。
wat phon phao

wat phon phao2

nam khan

そうしてやっとこの日は終わり、ではなく、この後宿に戻って一休みし
シャワーを浴びた後夕食に出かけた。前に通った麺のお店を探したらあった
けど夜は閉まっていたので、メインストリートに毎夜並ぶナイトマーケットの
脇道に出る屋台で、並んだお皿から好きな物を取り放題で10.000キップ
(110円)を食べる事に。そばに並ぶ席に座ろうとしたら、西洋人のカップル
がここに座りなさいよと言ってくれた。スペイン人のイサベラとスイス人の
ピエールで、お坊さんを辞めたと英語で話すKに興味津々。Kがイサベラの事を
19か20に見えると言ったもんだから「この子かわいい~!!」と抱きしめ
られていた。私のこと25か26って言ってたからかなり見る目がないんだけどね。
イサベラはサラゴサで乗馬やカヤックのイントラをしていて、今は長期の旅行中。
べトナム人とのハーフ、ピエールは1年の世界旅行中。食べ終わった後に4人で
あてもなく散歩して(まだ歩く!)それじゃ、と別れようやく長かった1日が終わった。
もう、私、本当に疲労困憊です。。。

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COMMENT 7

庶務  2011, 05. 05 [Thu] 21:16

おかえり~

いや~すごいね~
ack、パワフルだわ!

25,6歳って元お坊さんの気づかい・・・?
まあ、愛いやつよのう、ですね(笑)
ジェントルマンだね!K君は。



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アリー  2011, 05. 06 [Fri] 02:24

滝壺、きれーい!
ロープにつかまって飛び込むなんて、
あこがれの世界だわー。
それにしても、盛りだくさんな一日だったね。

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a92  2011, 05. 06 [Fri] 02:28

ただいま~。お土産買ってきたよん。
そう、19と言っても身も心も15歳って感じだから
かわいいんだよ。お姉さんは(おばさんでもお母さんでもない)
どうしているか心配でさっき電話してみた。
いま、日本語の学校行ってるって。

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a92  2011, 05. 06 [Fri] 02:36

ラオスってなにもないんだけど滝が多いんだ。
この滝は本当に好きな滝。
石灰棚になっているし石灰質が多くて色が
エメラルド色なんだね。
そうなんだよ、がんばったよ私。
がんばり過ぎて後半ボロボロになっちゃったんだけど。

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庶務  2011, 05. 06 [Fri] 14:31

きれいな色だね~

こういうエメラルドグリーンの滝って
中国にもあるよね?
確かそこはメタンガスか何か有毒ガスが
充満していて滞在時間に制限とか
あるんじゃなかったかな?
ここはそういうこともなさそうで
なんだか夢の中のようだわ~」

お姉さんはだいぶお疲れのようですが
元気になった?おほほ~

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a92  2011, 05. 06 [Fri] 14:56

有毒ガス吸ってまで見たい景色とはすごいね。
さすが中国!

お姉さんはさすがに体力の衰えが気力に勝るように
なってきたのですが、回復力がまだ衰えてないようで
帰国したら疲れは消えておりましたv-411

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庶務  2011, 05. 07 [Sat] 12:18

さすがお姉さん!
ピラティス効果もあるわね。きっと。

わてくし湧水群とかとにかく
水泳は死ぬほど嫌いなくせして
水辺は大好きなのよ~

山の中の泉とか好きだなあ。
滝もいいよね。


続き、待ってますぞ。

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