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ルアンパバーン 第一章 プーシー

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朝5時に待ち合わせなので4時過ぎに起きて準備をし、外に出るとまだ真っ暗
だった。門の外にKがいて門を出ようと思ったが開いておらず出られない。
困ったねえ・・・開かないよ。誰か起きてないかな?うろうろするが、宿の
ファミリーはまだ寝ている様子。15分くらいして、丁度日本人男性が出てきた
ので、開いてないんだけどさ、と言うと頑丈な門を持ち上げて開けてくれた。
大通りに出るともう既に托鉢僧は通り過ぎてしまった様子で「ごめんねー。
また明日早起きしよう。こんな朝早くどこ行く?」「じゃあ、プーシーに行き
ましょう」

PHOSI3


プーシーとはルアンパバーンの小高い山の上にあるお寺でてっぺんに建つ金色
のストゥーパ(仏塔)がこの街のランドマークである。長い階段を上り、途中には
修行をする子供達の教室もある。「私、6年前に来た時ここで日本語を教えた事あるよ」
「本当ですか?私はこの間ここで試験をしました」卒業試験なのかなんだかわからないけど、
合格してもらったという多色ボールペンを見せてくれた。

PHOUSI2

山の上からはルアンパバーンの街がパノラマで眺められて絶景ポイントだ。
来た階段の反対側に下りるとシーサワンウォン通りというメインストリートに出られる。
ここは旅行会社や観光客向けのレストランが並び、落ち着いた街並も美しい。よく
べトナムをプチパリだと言うけど、べトナムよりもずっときれいで素敵だ。パリかどうか
はわからないけど。「朝ご飯食べようよ」ラオスの朝は早い。7時前でも何でも揃う
荒物店やカフェ、食堂は開いている。6年前に出ていたおいしいカオチー(フランスパンの
サンドイッチ)のおばさんの屋台がまだあるか探したがなかったので、違う屋台で購入し
おいしいカフェラオ(練乳入りコーヒー)のお店に持ち込みで食べる。ここのカフェは
すっとした美人のお母さんがおいしいコーヒーを入れていて、常連のおじさん達が次々と
やって来る。暑いラオスではお店には壁がないから道路を歩いているとどんな店でどんな
客層かよくわかる。日本でいうなら昔ながらの喫茶店という雰囲気。ここはおいしいに
違いないと推測しそれは間違いなかったのだ。6年前も毎日来たが、ボーイッシュな娘さん
が手伝いを始めた以外なにひとつ変わっていなかった。お母さんも変わらずすっとしていて
年をとっていない。カフェラオは甘いのだけど、ここのコーヒーは濃くてこくがあって甘さも
丁度いい。口直しに暖かいお茶がつくのも嬉しい。ホットもおいしいけどアイスコーヒー
も最高。また毎日通うことになった。

CAFELAO

CAFELAO2

「今日はどこに行きますか?」「タト クワンシー(滝)に行こうよ」滝好きの私にとって
タト クワンシーはすごく好きな滝だ。とても大きな滝だけど滝壺に近づけるし泳いだり
滝の上まで上ってみられたりして遠くから見るだけでなく滝を直接体感できるのだ。
「じゃあ10時にまたね」と一旦部屋に戻る。

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