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八重山旅行



11日に帰りました。姉と両親、父親の友人夫婦を連れての添乗員旅行。
梅雨入りしている沖縄ですが、なんとかかんとか雨は降りませんでした。
那覇で飛行機を乗り換えて約50分、タクシーの運転手さんによると
東京と大阪くらいの距離があるそうで、そんじゃ那覇の天気予報なんて
見たって全然違うわけです。
一般的に八重山二泊三日の場合は石垣島に滞在して離島見物するのですが、
小さな離島でのんびり滞在したかったので竹富島に二泊しました。
八重山は10年くらい前の夏にスノーケリング旅行に来た事があり、
その時は西表と石垣に何泊かづつしたのですが、日帰りで訪れた竹富島の
美しさが印象的だったというのもあります。
竹富島は島全体が重要伝統的建造物群保存地区になっているので昔ながらの
沖縄らしい家並みが残され、道には白い砂が敷かれていて、赤い瓦屋根と
サンゴを積み上げた塀に咲き誇るブーゲンビリアが映えて美しいところです。
空港のある石垣島からはフェリーで10分、一時間に数本、便があるので
バス感覚です。人口は332人、民家のある地域は歩いてまわれるし、
ビーチまではレンタサイクルで行く事ができます。レンタサイクルには
カギがついていません。すごい、海外のレンタサイクルはすっごい太い
鎖と南京錠が渡されるというのに・・・それに、民宿でも寝る時に
内側からはカギ掛けられるけど、出かける時にかけるカギはありません。
道路の白い砂は一年に二度海から運んできて道に撒き、毎朝晩家の前を
ほうきできれいに掃いている姿が見られます。皆さん挨拶してくれて
かんじがいいです。自転車は砂に車輪が取られて乗りにくいけれど。

午後3時過ぎに着き(びっくりするほどむわ~んとしていて蒸し暑くて、
ベトナムとかと同じような暑さだった)チェックイン後、水牛車で観光。
この水牛車、歩いた方が速い速度で約15分くらい街の中を歩きます。
ガイドのお姉さんは訛りがないから東京の人でしょうか、三線を弾いて歌も
唄ってくれます。水牛がまた大人しくて可愛いんだ。働き者でえらいねえ。
瓦屋根には個性的なシーサーが乗っかっています。本島のシーサーは
阿吽で一対ですが、ここのシーサーは一匹なんだそうです。
狛犬っぽくなくてどっちかと言うとニャロメ系です。
夕日をレンタサイクルで観に行こうと思ったら、5時で閉店と聞き、
時すでに遅し、歩いて西桟橋という夕日の名所へ。
残念ながら水面近くに雲がかかっていて海に落ちる様は見られず。
電柱は昔懐かしい木でできていて街の街灯はオレンジ色で暖かく、
夜の景色も又良しです。宿に戻って他の宿泊客の女性二組とうちのグループ
で差し入れていただいた泡盛を飲み夜は更けていきました。

翌朝は早起きしてアイヤル浜に行き、いい音するサンゴを拾う気満々でいたら
大して良さげなものは落ちておらずちょっと期待はずれ。
この日は8時過ぎには出発して西表島に向かいます。
レンタカーを借りて由布島へ。由布島は西表から水牛車に乗って海を渡り
行く小さな島です。この水牛車、行く前に口コミなどを見ると良かった
という意見と大した事ないという意見があり、期待はずれだったら
ツアコン兼添乗員としては困るなあ、と心配しておりました。
団体さんはたぶんマングローブクルーズを先に行くだろうから
それを避けて逆パターンにしたところ、これが正解。
私達の他に3人しかお客さんがおらず、引っ張ってくれた水牛が
まだ新人さんで、なぜかホゲ~ホゲ~と一足ごとに鳴くものだから
がんばれ~!と声援しながらあっという間に到着。可愛かった・・・
島内は植物園で大した事ないという評判だったものの、ちょうちょ園に
入ると飼育員のおじさんが(すごく蝶好きなんだろうな、ってのが
伝わってくる)早口で蝶の説明をしてくれて、そういえば朝、アイヤル浜に
歩く途中やたら蝶々が多かったと言うと、そのあたりにやっぱり沢山生息
しているそう。園内は植物園というものの、その割に木に名札とか
あまりなくて、あんまり作られた感がなく、かえって素朴でよかったです。
思った以上にここに時間が取られ、仲間川マングローブクルーズまで時間が
余ったら(この川は干満の差が激しく干潮時には船が出せないので毎日出航
時間が変わり、この日は朝9:20~45の後は14:00と間が開いて
いた。)どうしようという心配も(高齢者にはトレッキングやカヌーは
無理だし)昼食食べたらもう急がなきゃって時間で、仲間川へ向かいました。

前回に来た時、マングローブクルーズとトレッキングをして滝に行ったの
ですが、トレッキングから帰ってきて、「ねえ、滝ってどこにあったの?」
「途中で滝に寄ったじゃん!」「え!!?あれ、滝だったの??」と言った
私。(だってただの段差だと思ったんだもん・・・)そんな訳で、なんだか
大した事なかったという印象が強かったのですが、マングローブとずっと
連なる深い緑のジャングルを見て今回改めて「すごいよ」と思いました。
と、いうのも、去年行ったボルネオ島のキナバタンガン川クルーズ、
キナバタンガン川はすぐそばにはヤシの木のプランテーションが迫っていて
自然の景色と不自然な景色が混ざっていたのですが、それに比べて西表の
ジャングルは深いなと、日本にもこんなすごいところがあるんだよねと
感心したのです。ただ、ボルネオに敵わないのは固有の動物が少ない。
ジャングルクルーズしてても変わった大きな鳥もいないし、象や猿もいない。
そこが惜しいなあ。

最終日、早朝に姉と二人で今日はカイジ浜へ。ビーチにテントとテーブルが
あってテントの上に二匹猫が寝ていました。足音を聞いて飛び起きると
私達の方へ近づいてきて、私の足に何度も体をすり寄せてきます。
ノラ猫なのになんちゅう人なつこさ。写真を撮ろうとしてもくっついてきて
近すぎて撮れないよ~!そういえば一晩目、庭のテーブルで飲んでいる時に
太ったトラ猫が一人一人にすり寄ってきて膝の上に乗ったりしていたので
随分馴れた猫だねなんて言っていて、てっきり宿の飼い猫だと思っていたの
ですが、昨晩は「あの猫いないね」と言っていたら聞いていたかのように
やってきてどうも飼い猫ではなくノラ猫らしく、たぶん何件も通ってみんな
に食べ物貰っているみたい。それで太っているんだ。人なつこいのは生きる術。
浜から帰るとき、二匹は付いてきて道まで見送ってくれたのでありました。

10時にチェックアウトして石垣へ渡り、夕方までタクシーで石垣島一周。
市街地からすぐのところに鍾乳洞があり入り口は竜宮城のようなものが建って
いて、全然期待しなかったらなかなかすごい見所ありの鍾乳洞でした。
なめんなよ、です。
私、以前、中国の桂林でものすごい巨大鍾乳洞に行った事があり、そこは
なんと!鍾乳洞の中に川があってボートに乗ったり、トロッコに乗ったり
するんです。It's a small world(本物の少数民族の娘さんが立っていて
歌を唄う)とホーンテッドマンションみたいでした。そんな、すごい所
とは違うけど手頃な大きさに鍾乳石満載ってかんじでした。
その後、やいま村で古い建物見学、川平湾でグラスボートに乗ってサンゴ
礁と魚を見ました。やっぱり石垣のサンゴはすごいね。あ~、スノーケ
リングしたい。もう船には乗りたくないと言っていた母も喜んでおりました。
最後に玉取崎展望台へ。すごいきれいだったんだけど、帰ってきて写真見て
「ここの建物なんで建てちゃったんだろう・・・」一件すごい景観を壊して
いる・・・もったいない。
商店街で買い物をし、空港へ。一日みっちり観光して22時に羽田到着。
そしたら15度でびっくりしました。だって行く前は東京も夏のように
暑かったのに。

ふ~、添乗員は大変だね。
でも、なかなか充実した観光旅行ができたのではないかと・・・
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COMMENT 2

じじ  2010, 05. 13 [Thu] 17:58

お天気に恵まれてよかったですね!!!

ボゲー鳴きの水牛、かわゆしv-238
死ぬまでに一度は乗ってみたいです。

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a92  2010, 05. 13 [Thu] 23:30

>じじさん

ありがとうございます。雨に降られず良かったです~。
まだ新人さんはやっぱり大変なのか鳴きながら引っ張ったりする
らしいのですが、ベテランになると鳴かなくなるらしいです。
それがまたかわいいんですよーv-344

合宿はいかがですか?

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