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ルアンパバーン 第二章 エレファントキャンプ 2、3日目

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まずい!まだ旅行記は始まったばかりなのにちょっと飽きてきました。
途中に持ち物なんて入れたからすっかりテンション下がってきてます。
こうして毎回旅行記を最後まで書いた事がないわけです。
とりあえず、まだやめるには早いのでもうちょっとがんばってみます。

さて、エレファントキャンプ2日目

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朝6時には昨日着たマフート用のウェアをもう一度着用して朝のライディング。
しかし、川で濡れたウェアは乾かず、南国とは言え早朝は肌寒く、寒がりの私は
半袖ではいられないというのに、濡れたウェアを着るのは辛い修行の様。お腹を
壊しては大変なので手ぬぐいを巻いて腹巻き代わりにし、Tシャツを着た上にウェア
を羽織ることに。これでなんとか耐えられる。

「おはようございます」昨日教えた日本語でセンが挨拶してくれた。日本人のお客さん
は少ないそうで、イギリス人やフランス人が多いと言う。ボートで川を渡り、少し歩いて
森の中でポーンとヴィエンを待つ。夜、象は森の中に放されているのでヴィエンを探して
連れてくるには時間ぴったりというわけにいかない。

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しばらく待っているとヴィエンに乗ったポーンがやってきた。サバイディー!今日も
よろしくお願いします。朝のお勤めはヴィエンを川に連れて行き体を洗うこと。他の象も
やってきて一緒に体を洗う。顔のあたりもよく擦ってあげる。川の温度は暖かめなので
良かった。

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一旦戻って食事をし、1時間ほど休憩した後、新しいウェアに着替えてから出発。
私がひとりで首に乗り、後ろの椅子にヴィエンのランチ用パイナップルの葉を積んで
歩く。ポーンとセンは歩き。しかし、ヴィエンやっぱりなかなか早く歩いてくれない。
途中で止まる事もたびたび。昨日よりも乗り方がだいぶ慣れて来て最初は両手を頭に
しっかり突っ張っていたけれど、少し余裕で手に力を入れなくても良くなって来た。
「パイパイパイ♪ヴイエンパイパイ♪」と、かけ声も歌にしちゃって、ヴィエン
は楽しいんだか楽しくないんだかはわからないけど、私は楽しい。内転筋と背中は
疲れるものの、こんな楽なトレッキング最高。センはずっと歩いて写真を撮ってくれ
る。「センはずっと歩きで大変じゃない?」「大丈夫、山歩きが好きだから」と言う。

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ランチはヴィエンには餌を与えて放置、私達は林の中に入り、ポーンがナタでバシバシ
と小枝を切り、それを敷き詰めてあっという間に心地良さそうなピクニックの場所が
出来上がった。センが缶ビールとお弁当を出してくれる。餅米とルアンパバーン名物の
川海苔、魚のスープ、野菜のチリソース炒め。ポーン持参の辛いタケノコ炒めも分けて
くれて、どれもとてもおいしかった。

沢山のアブがポーンにだけ寄って来て、私とセンには寄ってこない。象のニオイが染み
付いているからだそうだ。ヴィエンに乗っているとアブがヴィエンを刺すのでポーンが
その度に叩いて取ってあげる。結構な血を吸っている。あまりに気になるとヴィエンは
鼻で葉っぱをちぎって握り、パサーパサーっと体に付くアブを払っている。器用で賢い!

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午後も山歩き、山の上の象の上から見える景色は格別でほんのり暖かいヴィエン
の乗り心地も幸せで、膝がヴィエンの硬い毛で擦れるもののそれも気にならない。
時々ヴィエンは鼻を口に入れると、まさにホースのようにシュパーー!!っと大量の
水しぶきを体に吐きかける。いったいどれだけの水をどこに溜め込んでいたんだ??
その勢いのすごい事。ポーンの白かった帽子は埃を含んだヴィエンの水しぶきでシミ
だらけになってしまった。暑いと体を冷やす為にするのだそうだ。相当暑かったよね。

後ろにポーンが乗ってポーンと一緒に適当に「♪パーイパイパパイ、ビエンパパイ」
とか唄ったり、ポーンが何かの歌をパイパイに替えて唄うので、私も蛍の光を
「パイパーイパイパイパーイパパイ♪」と唄ったり、楽しい充実した時間を過ごし
4時くらいに部屋に戻る。う~ん、3daysにして良かった!センに「いつがここの
ベストシーズンなの?」と聞いたら「今が空いているしベストだよ」と言っていた。
確かに写真とか見るとハイシーズンには二人乗りで何頭も並んで歩いているよう
だし、一人でこんなにのんびりと歩けるのはラッキーだったのかもしれない。

夕食にレストランに行くと、今日は2daysコースの参加者であるロンドン在住の
スリランカ人親子とやはりロンドンから来たイギリス人女性の3人がいた。
スリランカ人のお母さんは品が良く、娘さんネルンはすごい顔の小さいきれいな人で
何の仕事をしているの?と聞いたらサイコロジストだそう。サイコロジストには
初めてお会いしました。お母さんの英語は聞き取れるけど、ロンドン育ちのネルン
の早口の英語は全然聞き取れず。もう一人の女性ウェンディはバイオロジストだ
そうで、バイオロジストにも初めてお会いしました。ウェンディーは仕事を4ヶ月
休んで東南アジアを巡っているそうで、いいよねー。仕事辞めてきたわけではないん
だから。ウェンディーとネルンが話していると全くわからずお母さんの話しだけ
なんとか仲間に入れました。。。

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3日目
朝の散歩と水浴びが終わるとヴィエンとはお別れだ。3日目はずいぶんと象に乗れる
時間が少ない。やっと乗り方も慣れてきたというのに。入念にヴィエンの体をブラッ
シングしてあげる。ヴィエン~!お互いに顔をほとんど見てないんだけど、私は
ヴィエンの事大好きだったよ。ヴィエンはどう思ってたか全然わからないけど。
プラットフォームに戻ってヴィエンと別れる時には涙が出た。昨日からポーンが
「トゥモロー、ナムアップ(水浴び)、ヴィエン、バイバイ、バナナー、ポーン、
ベイビー3マンス、チップチップ」と何度も言ってて、普通ならしつこいから
あげたくない、と思ってしまうのが私だけど、ポーンは明るくて楽しかったしポーン
の奥さんと赤ちゃんも見せてもらってて、チップあげなくちゃね。と素直に思った。
相場いくらくらいなんだろ?よくわからなかったけど、ポケットに3ドル入れて
おいた。水に入ってビチョビチョになってしまったお金をポーンに渡してお別れ。

この後は午後まで好きな遊びを選択できる。何がしたいですか?とセンに聞かれ
「チュービングは嫌。カヤッキングは一人じゃできないからセンが一緒にしてくれる
ならしてもいい」(わがまま?)センが付き合ってくれるというのでカヤックをする
事になった。クワンシーの滝に行くというネルン親子とはお別れ、ウェンディーは
べトナムのハロン湾で3時間だけした事があると言い、一緒にカヤックをする事に
なった。ウェンディーとウェンディー担当の的場浩二似の担当者、私とセンとで
ナム・カーンを川下り。

センにモン語の1、2、3、4を聞き(忘れた)それと日本語のいち、に、さん、しー、
ラオス語 ヌン、ソン、サム、シー、といろいろ混ぜながら声を合わせてパドリング
したがすぐに手が疲れる。ウェンディー組はあっという間に先に行ってしまい、体格
も違うが日本人弱すぎ、と自覚。「明後日からピーマイラオ(お正月)でしょ?休みに
実家に帰らないの?」と聞くとモン族はお正月(ピーマイモン)の時期が違うらしい。
「来年のピーマイモンに結婚しますと」言うので「彼女はどこに住んでいるの?」と
聞いたら「今、彼女はいない」と言う。「でも、来年結婚するんでしょ?」「はい、」
え~??? なんでも、モン族はその時期に結婚したい男女が別れて列になり好きな人
にボールを投げてプロポーズするそう。「どうやってその相手を選ぶの?」「それまで
に話をして決めます」「でも、その時にいい人って思っても本当は違うかもしれないよ」
「私の両親を大切にしてくれない人だったら離婚します」「あ、離婚はできるのね」
モン族は両親を敬うそうで彼の結婚の条件の第一が両親を大切にしてくれる人だそうだ。
「お母さんがモン語しか喋れないからモンの女性じゃないと」と言う。モン族の女性の
結婚適齢期は15才だそう。でも自分がしたい年にそのボール投げに参加するようだ。
センは来年英語の教師になるので結婚するのだそうだ。そうか、「ねるとん」リアル版
なんだね。英語の先生の収入は4万円くらいだそうでマフートは1万円なんだそう、
そうすると、チップは大事だよね。もう少しあげるべきだったか?収入のいい職業って
何?と聞いたら大きな会社の会社員だそうだ。先生は決して収入のいい職業ではない
らしいが「私は子供が好きだし教える事も好きなので収入が良くなくても先生になりたい」
と言うので「おなじおなじ。私も収入は良くないけど好きだからイラストの仕事してるの」
と二人で頷く。ポーンだって絶対そうだよね、象使いの仕事はお金ではないよね。

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ナム・カーンは流れが穏やかで、川の上から見る景色は河原からの景色とは違い、所々に水牛
がいたり、カヤッキングを選んで大正解だった。途中で日陰に寄ってランチを食べ、
2時過ぎに終了。センは真面目でいい青年だったし、ポーンも明るくて楽しかったし
ヴィエンも優しくてここのエレファントキャンプに参加して本当に良かったよ~!!
ちなみに申し込みの時に迷った通り、沢山のエレファントヴィレッジがあって
私が選んだのはここ

車で宿まで送ってもらうとなんと!ウェンディーも私と同じ宿ではないですか!
3日後に戻るから部屋を予約したいと宿のお母さんに言っておいたら、ピーマイラオで
お客さんが増えるから保証はできないと、言われていたけど、2階の部屋が空いていて、
隣の部屋はウェンディーと、別行動していたボーイフレンド、マットの部屋だった。
まあ!偶然。そして、この後、偶然は続くのでありました。

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COMMENT 11

あゆ  2011, 06. 06 [Mon] 09:14

こんにちは!

はじめまして!
ブログ読ませて頂きました!
ちょー楽しそうで羨ましいです!
実は今年コタキナバルに行きたいのですが今わたしも情報収集に励んでいて(>_<)
ツアーではなく個人で行きたいのですか
キナバタンガンに滞在したいのですが
やすくてオススメ宿はありますか(>_<)?!
ちなみに女一人です(>_<)
お時間ある時で構わないのでとうかよろしくお願いします(/ _ ; )

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a92  2011, 06. 06 [Mon] 13:02

>あゆさん

こんにちは。はじめまして。
ボルネオ、動物好きにはたまらないですよ~。
でも、個人旅行の情報が少ないんですよね。
キナバタンガンはスカウかビリッに滞在するとよいと思いますが、
私が泊まったのはキナバタンガン ジャングルキャンプ (KJC)という
ところで、ここはオーナー兼ガイドのロバートさんの豊富な
知識が素晴らしかったです。ただ、宿泊費はちょっとお高かったです。。。
宿泊費を抑えたいようでしたら、スカウのあたりに結構手頃な
価格の宿があるようですよ。
あと、移動はAIR ASIAが超安いので、常にサイトで価格をチェック
しておくとよいですよ。早めの方が安いようです。
もっと、いろいろ知りたい事がありましたらいつでもどうぞ。
気になるようでしたら非公開コメントでも!

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-  2011, 06. 07 [Tue] 00:09

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a92  2011, 06. 08 [Wed] 04:58

どういたしまして

私の場合、まずコタキナバルからサンダカンにAIR ASIAで移動して、空港に迎えに来て
もらい(有料)セピロック・オランウータン・リハビリセンターのそばにある宿に泊まりました。
そこはKJCと同じオーナーが経営していて、広い敷地にバンガローがいくつも建っていて
その中の一番安いドミトリーに宿泊しました。ドミトリーの同室に誰もいなかったので
ひとり部屋感覚でしたがv-291
http://www.sepilokforestedge.com/index.html
この日はゆっくりと過ごし、翌朝歩いてオランウータン・リハビリセンターに行き
一通り見た後、宿に戻るとオーナー兼ガイドのロバートさんが迎えにきていて、
その車でビリッの手前まで行き、ボートに乗り換えてKJCにお昼過ぎに着きました。
午後と夜にボートトリップでバードウォッチングし沢山の鳥や象、サルを見ました。
二泊三日した後、翌日ダナンバレーに行くためにラハダトゥに行き一泊しました。
ラハダトゥまではスカウジャンクションという場所まで送ってもらい、白タクを
つかまえてもらって乗り換え、2時間程で着きました。
ダナンバレーの後はラハダトゥのバスターミナルからローカルのミニバンに乗って
センポルナまで行き一泊。翌朝、予約したマブール島の宿の港にあるオフィスに
行き、そこからボートでマブール島へ。
シパダン島はすごかったですよ。スノーケリングでも魚影の濃い事!
そしてカメ!!20頭は見ました。ものすごい可愛いです。
シパダンは必ず旅行前に予約をしておいて下さい。人数が限られているのと
人気のため行ってからでは予約はキビシいです。
マブール島滞在の後、港からタクシーでタワウ空港に行きAIR ASIAでコタキナバル
に戻りました。
ボルネオは滞在費とツアー料金が高いなと思いました。
できる限り安宿に泊まったら、こんなボロくて1200円もするの?って
驚きました。コタキナバルはたまたまTUNE HOTELがキャンペーン料金で一泊
462円という驚きの安さでしたが。
私はいつもあまりスケジュールをきっちり決めずに行くのですが、ボルネオは
ツアーの予約や飛行機のチケットなども買っておかなくてはならなかった為
行く前にかなりいろいろと手配をしました。
マブール島で知り合った子がスカウで泊まった宿はあまり高くなかったと
言っていて、部屋の写真を見せてもらったらちゃんとしたところでしたので
探すといくつか見つかるかと思います。

ここのツアーは安めです。部屋はどんなかちょっと良くわかりませんが。
http://www.uncletan.com/

あと、この方のブログはいろいろ参考になります。
http://nikibix.blog39.fc2.com/

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a92  2011, 06. 08 [Wed] 11:09

>あゆさん

書き忘れましたが、お金はクレジットカードでキャッシングまたは
国際キャッシュカードを使いATMで下ろすのが一番いいと
思います。移動が多いと小さな街の銀行や両替所が開いている
時間に両替にいけるとは限らず、ATM ならどの街にもあって
いつでもOKなので困らなかったです。センポルナは銀行が
ひとつしかなくて朝、ATMに行列してました。
クレジットカードで支払いができるところではもちろん
クレジットカード払いがベストです。

それからお土産はチョコレートがおすすめですv-353
Beryl'sは庶民的なかんじでスーパーや空港にもあります。
シンプリーチョコレートはもう少し高級な感じの手作りチョコで
好きなチョコを選んで買えます。でも、日本に比べると
そんなに高くないです。これはおいしいととても好評でした。
空港にもありましたがショッピングセンターの方がちょっと
安かったです。

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-  2011, 06. 09 [Thu] 09:14

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-  2011, 06. 10 [Fri] 08:47

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a92  2011, 06. 11 [Sat] 01:08

>あゆさん

すみません、昨日書こうと思ったら眠くなってしまって、お返事遅くなりました。
展示会はイラストは全然してないんですが、趣味の陶芸とか手紡ぎとかを
たまにしたりしてますv-398今年は未定ですが、その時は是非是非
おいで下さい!


マブール島はラハダトゥ(二泊三日ダナンバレーでジャングルトレッキングして
戻った場所)からセンポルナ(マブール島に行く舟が着く港)にローカルの
ミニバン(バスと同じ乗り合いですが車がミニバンだった)で行きました。

私は準備の段階でわからない事が多かったのでmixiで質問したところ
とても親切に教えて下さったのが、この旅行会社の女性で
http://www.borneo.org/jp/index.html
セピロック1泊とキナバタンガンの2泊3日はここで予約を取ってもらい
ました。ダナンバレーの2泊3日は自分で申し込んだ方が安いとアドバイス
を頂き自分で申し込みしました。
移動に関して自分で飛行機は行く前に予約、車やバスは現地で直接でした。
もしいろいろ不安なようでしたらこの会社に相談してみるのもいいかも
しれません。

あ!そうだ、ガイドブックはロンリープラネットが英語で見づらい
ですけれど、移動の方法とか一番詳しく書いてあります。

それからAIR ASIAは旅行の日に近くなるほど値段が高くなります。
当日では高くて損です。
今、サイトをチェックしたら明日までプロモーション中なので
コタキナバル~サンダカンが1500円くらいです。(これに
税金とか諸費用プラスされるので2500円とかになるかも
しれませんが)でも期間が8/25までですね。。。
行くのもっと先ですもんね。
次回プロモーションがいつ始まるのかがわからないのでなんとも
言えませんが、常々チェックしていた方が良いですよ。

シパダンは宿泊する宿に事前にシパダンに行きたいと伝えて
おいた方がよいです。

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a92  2011, 06. 11 [Sat] 01:19

Re: たびたびすみません(/ _ ; )

そうですね、遅れる事も多いようですが、私は一度だけ1時間遅れたことがありましたが
確かボルネオに行ったときは遅れなかったですね。(ボルネオでは4回乗りましたが)
まあ、その時次第なんでしょうけれど。それでも予約はしておいた方がよいですよ。
スケジュールも搭乗の日はなるべく余裕を持つようにして。

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-  2011, 06. 13 [Mon] 20:55

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a92  2011, 06. 13 [Mon] 23:48

Re: ありがとうございます!

どういたしまして。
また、なにかわからない事が出たらいつでもお尋ねください。v-291

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