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BORNEOの旅6 ージャングルトレッキングへ



朝、タクシーを拾ってツアー会社へ直接行くと、今日ボルネオ・レイン
フォレスト・ロッジ(BRL)に宿泊する人々が次々とやってきた。子供と
おじいちゃんおばあちゃん連れのファミリーや、夫婦、大学生くらいの
カップルで一人旅は私ひとり。やっぱりリゾートホテルだからバック
パッカーなんていないよー。寂しいんじゃないの~?不安だ。
4WD、4、5台に別れてロッジへと向かう。一緒になったのはドイツ人
夫婦のマイケルとカーチャ。ラハダトから舗装された大通りをブンブン
飛ばして途中右折するとそこからはジャングル道。大通りの周辺は開発
されたアブラヤシ畑が延々と続き、そこからそれると天然の熱帯雨林が続く。
ガタガタの砂利道を3時間くらい進む。途中からガタガタどころか雨でドロドロ
の粘度のようになった轍の後をスタッキングしながらもブイ~イイ~~ンと進む。
車酔いする人にはかなり酷なオフロードである。それでも疲れているからか
グラングラン船漕ぎながら居眠りしてるうちにBRLに到着。

Welcome to BRL!とバナナの葉で作ったレイを首に掛けてもらって迎えてもらう。
おお~やっぱりリゾートホテルだ~。まずウェルカムドリンクをもらってソファで
休みながら施設やツアーの説明を受ける。初めてだ~!ランチをレストランスペース
で食べて休憩後にトレッキングが始まるそうだ。食事はブッフェ形式で好きに取って
食べられる。アジア風の味付けから洋風のもの、野菜、デザートもいろいろあって
ボーイさんがが礼儀正しく席へ案内してくれる。さすがリゾートホテル!
もちろん席はそれぞれのテーブルで別れているので、私だけがひとりぼっち
のテーブルで寂しい。それがリゾートホテルだ~!お皿を手にして
選んでいる日本人の女の子がいたので話しかけるとクアラルンプール
でツアー会社をしているそうで、バードウォッチング・ツアーの視察に来た
そうだ。「私スカウの方でGround Cuckoo見て来たんですよー。おもしろ
かった~。」と言うと「Ground Cuckooはなかなか見るの難しいんですよ。
ラッキーですね!私達今日これで帰るんですよ」「なんだ~、残念だなー!」
もう少し話したかったのに~。旅行中日本人と会ったのはこの数分だけだった。

さて、部屋は渡り廊下でつながっているバンガロー形式。安バンガローなら
任せろと言う程泊まっている私だが、高級バンガローでっせー!何もかもが
違いますぜー。広い、きれい、ホットシャワー、タオルも、シャンプーも
みんなある(当たり前ですか・・・)デッキの外はすぐにジャングル。
快適でーす。さてと、まずは溜まった洗濯をする貧乏臭い私。部屋に洗濯
ロープを張って干す。

トレッキングの前にヒルよけソックスを売店にて購入。そう、ジャングルに
は人の気配を察知して忍び寄るヒルがいるのだ~!ヒルは嫌だ~!
準備万端の私は来る前にナイロンの腕カバーを足に使ったらどうだろう?
と、100円ショップで買ってきた。ヒルよけソックスの上に腕カバー。
万全でしょう、格好は今ひとつだけど。。。靴はトレッキングシューズが
良いのかもしれないけれど、そんな嵩張るものは嫌なので最近履かなく
なってしまったフットサルシューズを持ってきた。軽いし履き慣れて
いるしいいんじゃない?しかし、さっき話した日本人の女の子情報に寄ると
ジャングルの道はドロドロでビシャっとぬかるみに足がはまってしまうとか、
フットサルシューズ大丈夫なのか??

あいにくシトシトと雨が降っているので、持って来たビニールのポンチョを
着込みトレッキングスタート。私の担当ガイドの女の子が小さな声で名前を
言うから「はい??」ガイドさんはもうちょっと元気に自己紹介した方が
いいんじゃないのか?なんだか不安な出発。彼女が小さな声で説明する
んで、ただでさえ英語じゃ聞き取りにくいのに「え~??なに?」何度も
聞き返す。なにしろ道がドロドロだから、足がはまらない所を選んで歩く
ので、ずーっと足元を見ていて周りを見る余裕がなく、途中でベコニアの
原種とか生姜の原種だとか見て、川向こうに歩いていたファイヤーバックと
いうキジを見ただけで、なんだかつまらない。「手になんかくっついているよ」
と彼女に言ったらヒルだった。血が結構流れている。「大丈夫~?」その後
その傷口?吸い取り口?を気にする彼女。う~ん、なんだか素人っぽい。
ガイドさんなんてヒルに慣れているもんじゃないの?ゲイブリエルだって
ヒルに吸われていても、取って指先でくるくる丸めて捨てていて、気にして
いなかったのに。「帰ったら絶対ガイド代えてもらおう」と心に決めた。
まだまだ彼女はガイドとして半人前だけど私が女一人だからって担当になったに
違いない。それにいい子だけどな~んか暗いのだ、私の気分も暗~くなってしまう。
高いお金を払ってもう二度と体験できるかわからないツアーだし、このまま明日も
二人で歩いたら楽しめないに違いない!ロバートさんのガイドを体験した後では
あまりに違いを感じてしまう。彼女には悪いがこれも修行だ、心を鬼にしてレセ
プションでガイドを代えて欲しいと相談した。ガイドのボスが「わかりました。
あなた一人だと寂しいだろうから明日からドイツ人夫婦と一緒でいいですか?」
「OK!」その後、彼女にも「ごめんねー、ガイド代えてもらったから、あなたは
シャイだから私はあなたと二人きりだと気分がブルーになっちゃうんだよ」と
説明した。なんだか気まずいけど仕方ない。がんばってもっと修行してちょうだい。

部屋に戻り入る前にヒルが付いていないかよーくチェックしたらタイガーリーチ
というグリーンとオレンジの縞になった大きくて気持ち悪~いヒルが服に
2匹付いていた。触りたくないから落ちてた棒で引き離そうとすると口が吸盤の
ようになっていてかなりしぶとい。うげ~~!こわい~!!幸い服に付いていた
だけで被害はなし。100円ショップの腕カバー効果か?

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COMMENT 2

アリー  2009, 05. 03 [Sun] 04:24

ステキなバンガロー。
写真の足と野ぶたは何?

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a92  2009, 05. 03 [Sun] 23:49

ソファに寝転んでいて撮ったら足が写っちゃったのね。
野ぶたは野生のヒゲイノシシ。餌を貰いにやってきてたの。
かわいかったよ。

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